デジタルサイネージは、店舗や施設の情報発信を強化する有効な手段として注目されています。しかし、効果的に活用するためには、適切なモニター選びが重要です。
今回は、モニターの「カンデラ(輝度)」の考え方や、屋内外での使用について解説し、最適な選び方をご紹介します。
1. カンデラ(輝度)とは?
デジタルサイネージ用のモニターを選ぶ際に重要な指標のひとつが「カンデラ(cd/m²)」です。カンデラとは、モニターの明るさを示す単位であり、設置環境に応じた適切な輝度を選ぶことで、視認性が大きく変わります。
屋内用モニター:通常、300~700cd/m²程度が適切。
屋外用モニター:直射日光の影響を受けるため、1000cd/m²以上が推奨される。
輝度が低すぎると暗い環境では見やすくても、明るい場所では視認性が落ちてしまいます。一方、輝度が高すぎると消費電力が増え、コストがかかるため、用途に応じた適正なカンデラを選びましょう。
2. 屋内・屋外での使用の違い
◼︎屋内使用の場合
商業施設、オフィス、展示会場などで活用されることが多い。
外光の影響を受けにくいため、700cd/m²以下でも十分なケースが多い。
視認距離やコンテンツの種類(動画・静止画)に応じて選定が必要。
◼︎屋外使用の場合
駅前、ビルの壁面、駐車場など、日光の影響を大きく受ける場所に設置される。
2500cd/m²以上の高輝度モニターが推奨される。
防塵・防水性能(IP規格)の確認も重要。
反射を抑えるアンチグレア処理や、明るさを自動調整できる機能があると視認性が向上。
◼︎屋外向け使用の場合(設置は屋内) ※項目追加
駅前、テナント入口など、外を歩く人に向けて設置している路面店に多くに見られる。
1200cd/m²以上の高輝度モニターが推奨される。
反射を抑えるアンチグレア処理や、明るさを自動調整できる機能があると視認性が向上。
3. モニターの選び方
① 設置場所に適した輝度を選ぶ
屋内なら500~700cd/m²、(デパコスは700cd)屋外なら1200cd/m²以上を目安に。
② コンテンツの種類に応じた解像度を選択
タイトル・ロゴ等メッセージが中心ならフルHD(1920×1080)でもOK。
説明等テキストメインだったら4K対応推奨
高精細な画像・動画(4Kカメラの映像等)を表示するなら4K対応のモニターが望ましい。
訴求対象が3m以上離れている場合は情報量を少なくするのがベター、フルHDでもOK。
③ サイズと視認距離を考慮
近距離で見る場合(店頭の案内板など):32~55インチ。
遠距離からの視認が必要な場合(駅前ビジョンなど):65インチ以上が適切。
④ 環境への耐久性を確認
屋外使用なら防水・防塵性能(IP65以上推奨)。
長時間稼働する場合は耐久性の高い業務用モニターを選択。
各メーカーの保証内容も重要!(オンサイト対応してくれるか?等)
⑤ 運用コストを考慮
電力消費やメンテナンスのしやすさを事前に確認。
明るさ自動調整機能があると、省エネに貢献。
まとめ
デジタルサイネージの導入を成功させるには、設置環境に合ったモニター選びが不可欠です。屋内・屋外の違いや、カンデラ(輝度)・解像度・サイズなどの要素を考慮し、適切なモニターを選びましょう。
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